ホワイトニングという言葉は、聞きなれている方も多いことと思います。市販の歯みがき剤や、歯科医院の診療内容として、ホワイトニングを目にしたことあるとでしょう。ホワイトニングは広い意味では文字通り、歯を白くすることです。しかし、詳細の意味では、同じホワイトニングでも、使用する状況によって異なります。
市販のホワイトニング剤には通常、歯の汚れを落としやすくしたり、汚れをつきにくくする成分が含まれているものとなります。歯そのものを白くしていくことはできません。歯科医院で行っているホワイトニングでは、一般にオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。この2つについては、歯そのもの漂白して白くする治療法となります。
ただ、この歯科医院で行うホワイトニングにも限界はあります。差し歯や被せ物は白くできません。ご自身の歯をどの程度まで白くしたいかによって、適切な治療法は異なります。歯を白くしたいと考えている方は、ぜひまずは一度歯科医院へご相談ください。
すべての歯科医院で同じホワイトニングを取り扱っているわけではありませんが、患者さまの歯の状態やご希望に応じてより良い選択肢をご提案させていただきいます。
当院では、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングよりも手軽に行える「セルフホワイトニング」の施術を導入しております。セルフホワイトニングは、名前の通り患者さまご自身で行うことができるホワイトニングです。
最近は、美容院やエステサロン・ジムなどで行えるホワイトニングとして注目されています。当院は歯科医院のため、歯科医師・歯科衛生士が施術をサポートしてセルフホワイトニングを行うことができます。一人では自己判断が求められる部分でも、専門家のアドバイスを受けながら進められるので安心です。
セルフホワイトニングで使用する薬剤の濃度は低く、機材についても専門知識がない方でも使用できる安全なものとなっています。そのため、歯を白くするという点では、オフィスホワイトニングなどと比べと効果は劣りますが、手軽でリーズナブルなのが特徴です。最初からオフィスホワイトニングなどを行うことに抵抗がある方や、歯の過敏症が心配な方にとって、セルフホワイトニングは試しやすいと思います。
セルフホワイトニングの特徴
1.低価格ではじめられる
セルフホワイトニングは、他のホワイトニング方法と比べて、お手頃な価格で行うことができます。はじめてホワイトニングを試したい方や、継続して通いたい方にもおすすめです。
2.施術が短時間でできる
説明から終了まで1回の施術時間は、30分程度となります。ちょっとした空き時間や、仕事帰りにも通いやすい施術時間です。
3.施術に伴う痛みが出にくい
施術に使用する薬剤は、食品や化粧品などでも使われている無機化合物で作られています。刺激が少なく痛みを感じにくいので、はじめての方や痛みが苦手な方も、挑戦しやすいと思います。
セルフホワイトニングの流れ・料金
セルフホワイトニングは、説明から終了まで1回の施術時間は30分程度となります。施術回数も予め決まったものではございません。一回単位での施術が可能です。1回だけ行いたい方も、好みの白さになるまで何回か試したい方もご利用いただけます。セルフホワイトニングは自費診療となり、1回あたり4,400円(税込)です。
図:セルフホワイトニング
歯科医院で施術を行うオフィスホワイトニングやセルフホワイトニングは反対に、ホームホワイトニングは、ご自宅でマウスピースを装着することで、徐々に歯を白くするホワイトニング方法となります。
ホームホワイトニングでは、マウスピース作製の型取りと、仕上がったマウスピースを取りに来ていただくときの2回、歯科医院へご来院いただきます。それ以外は、ご自宅で自分のペースでマウスピース装着を行っていただきます。
ご自宅では、マウスピースにジェル状の薬液を入れて1日2時間ほど装着します。2週間を1クールとして歯全体を徐々に白くしていく方法です。マウスピース装着のタイミングは、患者様のご都合にあわせて行えます。
歯のクリーニングは、虫歯や歯周病の予防のため、歯医者の専門の機材を使い、毎日の歯磨きで落しきれない歯の汚れを落とします。仕上がりは、爽快で歯がツルツルになり、たばこのヤニ・茶渋などの歯の着色汚れも、取り除くことができます。
図:PMTC
歯のクリーニングを行った後、さらに歯を白くしたい方が、セルフホワイトニングやホームホワイトニングを選択されるケースが多いです。また、セルフホワイトニングやホームホワイトニングのあと、歯の白さを保つためにも歯のクリーニングを継続することがおすすめです。歯のクリーニングは通常、歯科検診を通して虫歯や歯周病の予防メニューとして取り扱います。ご希望の方はお気軽にご相談ください。